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2020/03/09 17:29

窯業系サイディングの塗替えサインについて

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色褪せ、チョーキング、汚れ、カビや苔の発生

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紫外線による経年劣化の代表が色褪せ(退色ともいう)です。新築のサイディングは7~8年くらいで色褪せは始まってくる事が多いです。

 

またサイディングの場合、塗替えから10年位ですと塗膜の経年劣化でチョーキング(白亜化)が発生、塗料の成分が粉状になってしまう現象が顕著に現れます。

色褪せもチョーキングもほぼ同時に起こるサインでもありますが、色褪せ(退色)は見た目で分かりやすいが、チョーキングは手でこすってみて初めてわかる場合もあります。


また塗膜の劣化により雨水をはじかず吸収してしまいますので、そこに汚れや北面などにはカビや苔も見られてきます。

 

塗装する必要性は、紫外線や雨などから家を守る為のすごく大事な要素です。もしも外壁材に塗装がされていなければ、紫外線で外壁材は劣化し雨水が浸透して、大事な家の寿命が短くなってしまうでしょう。

 

反り・浮き、ヒビ割れ

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DSCF9404.JPG DSCF9405.JPG DSCF9407.JPG DSCF9408.JPG 反りを補修する場合は、下地に間柱がある場所にビスを打ち反りを押さえます。


色褪せやチョーキングの現象がすすむと、サイディングは雨水をはじかず吸収してしまいます。それにより湿ったり乾いたりの繰返しにより反りや浮きが生じてきます。

 

また次に、サイディングを固定するビス周辺やサッシ周りなどに多くヒビ割れが生じてきます。このまま放っておくと雨漏りの原因になっていきます。雨漏りはサッシ周りに多く見られ、サッシ周りのクロス(壁紙)に染みが見られたら雨が侵入している状況です。

 

反り・浮き、ヒビ割れの大きな原因は塗装劣化もそうですが、同時に起こる目地やサッシ周りのシーリング(コーキング)の劣化が主な原因に なっています。

シーリング(コーキング)劣化によりそこから雨水が吸収し、サイディング内部に雨水が入り込み、膨張と乾燥の繰返しで反り・浮き、ヒビ割れ になっていきます。

 

剥がれ

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ここで言う剥がれは表面の塗膜剥がれではなく、素材自体の剥がれの事をさします。上記のサイン(現象)が進むとサイデイング自体に防水性能 はありませんので、そのまま放っておくと雨水により素材がフカフカになり表面に塗装しても素材自体から剥がれる恐れがありますので、すでに塗装でのメンテナンスができない状況になっています。こうなりますと、サイディングの張替え工事になります。

部分的な張替え工事は、既存のデザインのサイディングがすでに無い場合が多いですので、そうならない為にも定期的なメンテナンスをおすすめ致します。

 

また、全体的な張替え工事は塗装工事よりもはるかに費用がかかりますので、色褪せやチョーキングのサインを見つけましたらけっして放置せず できるだけ早めのメンテナンスをおすすめ致します。