今回のコラムでは、弊社で外構工事で行っている既存のブロック塀撤去、新設のフェンス工事に伴い一定の要件が揃う場合に、さいたま市として除去と建替え工事の費用(上限で30万円)を助成します。という内容をご説明したいと思います。
さいたま市として助成する目的とは?
『地震時のブロック塀等の倒壊による被害の防止と避難経路の確保を目的に、道路等に面する危険なブロック塀等を改善するための助成制度です。』という事です。
昨年に起きた大阪北部地震時の痛ましい事故を契機に、各市町村は事故の再発防止を図るブロック塀撤去と建替えする動きが進んでいるようです。
対象となるブロック塀等とは?
〇『道路等に面し、個人等が所有するもの』
ここの個人等は、個人、マンションの管理組合、通学路に面する法人となっています。
〇『道路等の地盤面からの高さが80㎝を超えるブロック塀等で、地震時に倒壊の危険性があるもの』
通常のブロックはひとつが高さ約20㎝ですので、4段以上であれば対象範囲です。そして、倒壊の危険性というのは、下記の7項目の一つでも該当するものがあれば対象範囲です。
1)塀の高さが2.2m超え(ブロック塀が11段以上が目安)
2)塀の厚さが十分でない
3)控え壁がない(敷地もしくは塀の裏に塀をおさえている控えのこと)
4)基礎がない
5)塀に傾きひび割れがある
6)鉄筋が入っていない
7)人の力でぐらつく
(5)のひび割れや、(7)の人の力でぐらつくは、見た目や判断でわかりやすいのではないでしょうか。
助成金の額(上限30万円)
対象となるブロックの『除去工事』又は、『除去工事と建替え工事』要した金額の3分の2 となっています。
お客様所有の気になるブロック塀等がある場合は、さいたま市の事前相談申込書にて申請をして、さいたま市職員が現地調査にきますので、そこで助成金対象の可否が 決まります。 いろいろな申請書類は、対象となるブロック塀等の所有者が申請を行うことになっていますが、図面や計算書なども必要ですので担当の施工業者が行っているのが現状です。 気になるブロック塀等があれば弊社にて対応させて頂きますのでお問い合わせください。